ヤンと話すとき「そういう感情のことは分からない」「プログラムされていない」と答えられてしまうことにカイラもジェイクも寂しさを感じていた一方で、“テクノ（AI）だから”という諦めみたいなものも恐らくあるんだけど、ヤンの言い方は決して突き放すようなものではなくて、“相手の気持ちを理解してあげたいけれどできない”状況は別に人間同士でも起こること、むしろヤンのそれはかなり人間らしい振る舞いであったということに、ヤンの優しい眼差しに触れるにつれて気付いていくその過程がよかったな、あとはヤンが度々 木々や虫や窓から入りこむ光などを見ていたところにぐっときてしまった
