今までAIやロボットとの共存というテーマはたくさん描かれてきたと思うが、この映画は今までの物とは人間とAIの距離感が違う。
AIをもはやAIして扱っていない人々がいざその機能を停止してしまったAIと対峙した時どうするのかというのが描かれている。
失ってしまってから気付く大事さといえば、ありきたりに聞こえるが、AIであるヤン
の記憶の映像はどうしようもないくらいにノスタルジーで切なくなるものであるし、ヤン自身の人格の素晴らしさにも心が揺さぶられる。
近未来感と自然が共存しているような世界観も相まって非常に美しい1時間30分を過ごせる一本