イエロウ

BURN バーンのイエロウのレビュー・感想・評価

BURN バーン(2019年製作の映画)
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強盗かわいそう。


地味で冴えないメリンダは人に親切にしては自己紹介をして感謝の押し売りをする承認欲求の塊。
モテモテのシェイラに保安官へ片思いしてることを揶揄われたりしても怒ったりはしない。

おそらくメリンダは常識で物事を考えてない。善悪の基準は自分の中にあって自分の都合よく変わるところがある。
ただ普段は自分を律しているのか、抑えられないときは熱々のコーヒーをかけて自分を罰してるみたい。
独特な宗教的価値観を持ってるところあるよね。幼少期からの躾?でこうなったような。たぶんソシオパスなんじゃないかな?

強盗が来てもメリンダは相変わらず人に認められたい、心から感謝されたいということしか考えてないし。
その目的を達成するためならなんだってする。メリンダからしたら強盗は自分を認めてもらえるチャンスなんだから。褒められたい子供かよ。

バックヤードのやりとりには不快感と嫌悪感しかない。
主人公に共感できるところが何もないし行動も予測不能だし。とにかく導火線についた火をいつ爆発するのか見守ってたよ。

最終的に目的は達成されたようだけどさ、このあとだよね。
保安官...メリンダの分まで苦しむだろうな。
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