揚げもみじ

i-新聞記者ドキュメント-の揚げもみじのレビュー・感想・評価

-
知人に薦められて鑑賞。

この作品を見て、良い気持ちにはならないので、エンタメとしてはオススメ出来ません。
正直、私は、見る度に嫌な気分になったり、気持ち悪くなってしまい、見終えるのにかなり時間がかかってしまいました。
(一気見はだいぶしんどい…)

ただ、この作品で描かれていることを"事実"として、知っておくことは大切なことだとは思います。


今まで私は無関心でいたけれど、
マスコミというものをひとまとめに批判したりすることも、政治や政治家をまるっと全部批判しきってしまうことも間違ってることで。


真摯に真実を伝えようとして、苦しみながら戦ってる人がいる、それもマスコミ。
ネットや週刊誌ででっち上げ記事やスキャンダルばかりをあげるのもまたマスコミ。

政府に都合のいいようにしか報道しない(できない)のもマスコミ。

政治家も、私利私欲に塗れて、おざなりな事ばかり、嘘ばかりつく人もいる。
ただ、本当に日本のためを思ってる政治家もいる。

どうすれば、より良い政治をしてもらえるのだろう。

この作品を見る限り、
どれだけ国がおかしなことをしようとも、
押し付けてくる不条理に対しても、
声を上げて意見を唱えるだけ、無駄に体力を使ってるように思えてならない。

全てが揉み消された、圧力で消されてしまう。


この作品を見る限り、日本社会の腐敗っぷりを存分に体験できるわけですが、
それでもこの政府に対しても賛成派と反対派がいる。


本当はこの作品を見て、もっともっと感じること、考えなきゃならないことは沢山あるのだけれど、
どうしても私の手には余る。
あまりにもしんどすぎるし、自分の無力さ、無知さで死にたくなる。

すごくずるいけれど、今の自分の生活に精一杯すぎて、これ以上はストレスで爆発してしまうので、私は政治からは改めて距離を置きたいと思ってしまった。
できるだけニュースも見たくない。


それくらいには食らいましたね。
すごいドキュメント作品であることなのは確かなので、少し気持ち整えて見ることを薦めます。
見て損はないです!
重たい気持ちにはなりましたが笑