今年劇場鑑賞82作目「i -新聞記者ドキュメント-」鑑賞。
「FAKE」で佐村河内夫妻に密着し、あの事件を違う視点から描いた前作。超絶面白かった。あの森達也監督の作品であるので是が非でも観たかった。
今年公開のヒット作「新聞記者」の原作者であり、東京新聞記者の社会部記者でありながら官邸会見にて菅官房長官に鋭い質問を繰り返し締め出しをくらいそうになった事でお馴染みの「望月衣塑子」氏に密着する形で進んで行く。
では中身はというと、
「映画「新聞記者」は序章に過ぎなかった」
というこの映画の謳い文句に偽りなし！！
今年の上映作に「新聞記者」がヒットした事は記憶に新しいが、とても面白かった。
（筆者過去レビュー参照）
だが、皮肉は聞いているものの劇映画である。しかし本作はマジもんなのであるから敵うわけがないwww
首相官邸の周りをウロウロしている森達也に警官が「不審者発見！」と言わんばかりにワラワラ集まってくるだけで香ばしい。
横断歩道を渡りたくても笑顔で「いやっチョット。。。」と遮られ、「他の人は通っているじゃないですか！！！」と更に行こうすれど「いやっチョット。。。」と笑顔。とにかく怖いw
辺野古基地移設問題
伊藤詩織さん 準強姦事件問題
森友学園問題
加計学園問題
「新聞記者」ではボかしていたものを全てどストレートで描いていく。
望月衣塑子という新聞記者が自分の信念の通り仕事をすれば圧力がかかる。
この異色の新聞記者を通じて森達也が問う新聞記者のありかたとは？！
この映画の真の主人公は望月記者と対立している菅官房長官であろう。
あるシーンで望月記者と官房長官がすれ違うシーンがあるのだが、森達也のいやらしさというか何というか。。。爆笑しましたw
籠池夫妻もとってもファニーでずっと観ていられるwww
とにかく劇場で観れるかたは是非観てください。今年日本人が観るべき映画NO.1かもしれない。
