KentarouKabaya

MONOS 猿と呼ばれし者たちのKentarouKabayaのレビュー・感想・評価

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)
3.7
殆どアート映画のような全編に渡る美しい絵作りは映画館で観られなかった事を後悔。冒頭の子供達の住む廃墟のロケーションから、中盤のジャングルと夢のように美しい風景。社会的メッセージは勿論備わっているが、寓話的で御伽噺のよう。ストーリーも普遍的。時代設定や場所などもどこかは特別は示されない。最初に感じたのは地獄の黙示録が近いがカオスはカオスでも質が違う。ポドロフスキーも近いけど、グロテスクではない。絵が綺麗なので非常に見やすい部分もある。なんとも物凄い映画です。しかしあの川のシーンどうやって撮影したのだろう…。