大人たちが戦争を始めたら戦場で武器を取るのはその子供達、という言葉を思い出した。序盤は子供だらけの謎のコミュニティでの暮らしが描かれているのだが、基本的に銃を持って生活していたり、誕生日祝いだと言いながら誕生日の子を皆で殴ったり、そこではロクな教育がされておらずズレていることを過度に説明することなく淡々と描いているのが良かった。そのうち博士と呼ばれる女性が人質であり、この8人の子たちは人質の監視を任されているのだと分かる。牛が死んでからはそりゃそうなるだろうなーという展開になっていくのだが、ヘリが登場して次のカットではヘリが炎上、みたいな演出が良くて観ていて面白かった。
最後は手を血に染めた子供をどうするか、大人たちの判断に委ねるのが印象的。
