HOLY

WAVES/ウェイブスのHOLYのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
4.5
音楽と光と感情の波が相成って本当に波のように気持ちが揺られていく。

心地よい波って近づくほど、その温度や音、光に癒されてずっとここにいたいなって気持ちになるし、それと同じで心地よい人ってずっと側にいたいって思う。
でもはたまた、その波が大きくなると自分でもどうしていいかわからなかったり、怖くなったり、逃げたくなったりでタイトルそのものだなって。

言葉や表情だけでは表しきれない部分の音楽が最高によくてカニエ・ウェストのI Am a Godなんて、普段何気なく聴いてたけどタイラーの心の中を感じて聴くとめちゃくちゃ怖かった。。これは本当に選曲がうますぎませんか、没入感半端ない…。


どの人もそれぞれ「愛」があって、大好きな人を思うがこそ、行きすぎたり突き放してしまったり、難しいなぁと思ったけれど、一番よくないのは目の前の人から目をそらしてしまうってことだなって思った。

結婚してても同じ家にいるだけだったり、自分の価値観だけで縛り付けたりとかは…無理だなぁ…。

なのでエミリーの家族になりたい、って言葉には涙でした。
家族になるって血が繋がってるから、紙での契約をしたからじゃなくて本当に心の問題。

揺れ動く波のように気持ちも動くけれど、本当に大事なものからは目をそらしたくない。


海で大好きな人たちとゆっくりしたくなりました。
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