ななみ

WAVES/ウェイブスのななみのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
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色が眩しい… どのシーンにも、とにかく色があった。サイドがAは取り返しのつかないことをやってしまった人のストーリー、Bでは取り残されて「自分はもっとこうできたんじゃないか」「なんであんなことをしてしまったのか」とずっと後悔に苛まれ続けながら生きていかなきゃいけない人たちのストーリーで、最初からずっと小さな不安感があって、それがどんどん拡大されていく感じがあり、終始解放されることはなく重苦しかった。それから、父からも、追い詰められている状態だったとはいえタイラーからも、有害な意味での男性性をとても感じた。エミリーに幸せに生きて欲しい…
サイドAのピークから、それを終えた後の余韻にかけて、カメラワークが印象的だった。階段をのぼっていく時にカメラを切り替えずずっとゆっくり一本で撮っていくのとか、錯乱状態で車に乗りこむ時の手ブレ感とチカチカする感じとか
ななみ

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