七星

WAVES/ウェイブスの七星のレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
4.5
やられたぁーーーーー。
ポスターや予告CMから得て形成され想像したストーリーとは180度異なる物語でした。
聴覚と視覚が翻弄される。音、振動、色彩、光。慌ただしくも感情に沿うようなカメラワーク。
冒頭の目紛しい程の展開。目と耳からの情報を読み取るのに必死で、波にのまれ溺れてしまったような感覚になった。
スポーツ経験があり尚且つ怪我や挫折を味わったことのある人は特に胸がえぐられる冒頭の1時間。私はとても観てるのが辛かった。
心に余裕が無いことで愛を見失い、愛を失うことで愛に気づく虚しさ。
ブラック差別や、未成年の中絶、未成年のドラッグや飲酒。ナチュラルにそして時に豪快に社会問題が練り込まれていた。
トイレでリップをあげるシーンが個人的に好き
私も寛大な心を持った人になりたい。
どんなに明るく気丈に振る舞っている人でも、闇を抱えている。人に傷つけられた傷は人によって癒される。

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七星

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