悲しみマンマ

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEの悲しみマンマのレビュー・感想・評価

5.0
今年もトムから素敵な手紙を受け取ることができた。
トムの身体を気遣いながら、新作が観れるのをいつも楽しみにしているよ。
『ミッションインポッシブル』はいつからか、本編の大冒険とトムの身体を張った撮影を同一視するようになってきて、トムがシリーズを撮り続けることこそがミッションインポッシブルと思うようになったよ。
作品内で不特定多数の人々のためにがんばるイーサンの姿が、ぼく達を楽しませるために無茶なスタントを嬉嬉としてこなすトムの姿に重なるんだ。でも、そんなトムの想いが嬉しくて胸がいっぱいになる反面、いつか悲しい大事故に繋がらないかと心配しているよ。
それでも、自分らしく輝いているトムが好きだし、宝物になる映画が増えて心から嬉しく思っている。

前作でシリーズが完結だったとしても納得がいくような、完璧な前作だったと思うけど、更にその先があったとはね。
前作やトップガン マーベリックの頃から、トムは自らの老いを積極的に作品に取り入れるようになったと思う。それは本当に素晴らしい取り組みだと思うよ。ファンであるぼく達と共に、トムも老いているんだという事実に励まされるし、老いてもなおがんばる姿に胸を熱くさせられるんだ。例えアクション映画でも老いることはマイナスではないと教わるよ。老いることでよりかっこよく、よりキャラクターに愛着がわき、ドラマにも深みがでる。
前作はトムが死んじゃうんじゃないかとハラハラして見たけど、今作では自分も一緒に死んでしまうようなハラハラだった。
これからもトムらしく、いい映画をたくさん作って下さい。くれぐれも身体に気をつけて。
東洋の孤島より愛を込めて。
悲しみマンマ

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