このレビューはネタバレを含みます
2022.129 *216
久々に良作映画を観た。
さすがは山本周五郎原作。
台詞もよく練られているし、脚本もほぼ完璧。
演技派俳優に支えられたクローズアップ、とことん計算されたカメラワークも文句なし。
中村錦之助がいいのは知ってたけど、江利チエミが本当に良かった。
娯楽チャンバラ時代劇を量産してきた東映が、底力を魅せた逸品。
ご都合主義じゃなく、折り合いをつけるべきところにしっかり折り合いつけてのハッピーエンドだった。
原作 山本周五郎
脚本 田坂具隆、鈴木尚之ほか
撮影 坪井誠
音楽 伊福部昭
編集 宮本信太郎
擬斗 足立伶二郎