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グレーテル&ヘンゼルのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

グレーテル&ヘンゼル(2020年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』を原作としたオズ・パーキンス監督によるダーク・ファンタジー作品である本作は、貧困によって厳しい生活を強いられていたとある日に、精神的に追い詰められていた実母に"口減らし"のため家を追い出され、寝床を求めて訪れた、空き家となっていたヘイズ家で出会った狩人の提案により森の住人に会うため森の奥へと足を踏み入れるも、空腹と疲労で限界を迎え、ケーキの匂いの誘惑に負けて侵入し盗みを働いてしまった"お菓子の家"の家主が魔女のホルダであり、それを知らずに身を寄せていた中で見つけた、隠し扉の先にあった地下室で"とある真実"を目の当たりにしてしまった16歳の少女・グレーテルとその弟・ヘンゼルの姿を追ったものとなっているのだが、印象としては、可もなく不可もなくといったところでしょうかね。グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』を原作としているが、主人公であるヘンゼルとグレーテルの性別が変更されていることや、内容に関しても再構築された物語が展開されるのでイメージとは異なりますし、全体的に単調でこれといった盛り上がりもなく、その上に画面が常に暗いので、雰囲気こそは悪くはないが退屈を強いられるどころか睡魔に何度も襲われる。ソフィア・リリスとアリス・クリーグの演技は良かったと思いますし、前文で触れた通り雰囲気も決して悪くはなかっただけに、ただただ残念の一言。もう少しメリハリがあっても良かったのではないでしょうかね。それと本作はホラーではなくダーク・ファンタジーなので恐怖心を煽られるようなシーンなど全くありませんし、片手間程度の視聴が好ましい一作かと。
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