たん

トールガールのたんのレビュー・感想・評価

トールガール(2019年製作の映画)
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なんか随分子供向けな感じですね。
いじめに詳しくないのであまりわからないのですけど背高いとあんな感じになりますかね?
役者は美男美女そろって素敵でした。
サブリナの吹き替えがいつもと違ってちょっと違和感ありましたが…。
てかサブリナ歌わなかったな。
ジョディは歌もうまかった。

なんかギャグとかも面白くないんだよな。ある意味リアルだし主人公からしたら面白くないって表現かもしれませんが。

スウェーデンをまるで手の届かない天上の国みたいな扱いをしてたのも少し気になりました。グローバルな時代とは思えない

木箱の話は好き。これはかわいいぞ

※ネタバレ的な話
一番最初に「疎外感」の話がありました。これは全体のプロットを端的に示すもので、「自分に原因があるがそれがアイデンティティでもあるために戸惑う」みたいな話でしたか。多分。
全体的に卑屈であることが問題であるという作り方でしたね。客観的に見ればなんでもないことでも自分が人と違うと思うと悩みにつながる。それなら胸張って生きたら?みたいな。
(いじめの原因がなんであれいじめる方が悪いのでそれとこれとは別ですが)
ましてジョディは顔もよく発言によると男子の半数は彼女より背が高いらしいので全然気にすることじゃないですよね。
あるいは背が高くて困ると公言することで自分が背が高いことを知らしめてますね。背の低い僕にすれば不幸自慢で鼻につくくらいです。

学生の恋愛って格好つけたり、調子に乗ったりで阿呆みたいにめんどくさいですがそれが面白いんですよね。(少なくとも当人は)
スティグの人気者になれて自分の好きな人もよくわからないのでとりあえずキープみたいなのは結構酷いことですがありがちなことなので気をつけよう。

スティグはスウェーデン人として既存の価値観とは違う見方をするキーパーソンでありますが、彼自信はアメリカに来るまではパッとしない人間らしい。ジョディと付き合うには少し幼かったですね。
ジョディはジョディで友達を大事にしてない気もしますけど、そういうもんですか

「普通だと思わせようとするたびに普通だと思えなくなる」ってのは知っておくべき知識です。差別する人ほど「私は差別はないけど」みたいなこと言いますからね。

芸人さんは短所で笑いをとったりしますし、例えば「胸が大きくて困っちゃうわ」とか短所でありつつも長所であることは多々あります。要は人と違うことを認識しているということなので、気づいてなければ長所でも短所でもないわけです。
折角なら長所にしちゃった方いいですね

難しい話でもありますがみんながみんなに合った使いやすいデザインが増えると良いですね。

映画としては大したことないですが大事な題材の考えさせられる映画ですね。


ps:カスター将軍はどういった意図で取り上げられたんだろう。メディアを連れて戦場に行き人気者になったけどインディアンに酷く、侮蔑的な渾名が数多く存在する方ですよね。
てかそもそもお姉さんいらなくない?
あの役割なら友達でよくない?
だって黒人の友達と役割被ってない?
どっちかでよくない?
たん

たん