Sunny

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のSunnyのレビュー・感想・評価

4.8
1998年、有名法律事務所で働く主人公ロブは、農場を営むウィルバーから大手化学メーカーによって土壌汚染をされたがために、190頭の牛を病死させられたと助けを求められたことから、長年にもわたる闘いへ挑むことになる…というストーリー。

壮大な起承転結はないことが、実話ということを物語っていて、大企業と政府の陰湿さが淡々と伝わってくる。
当たり前に使われている物の安全性は確かなのか、この作品の主軸であるテフロンを始め、なんとなく危ないとわかっていても…や、安全かどうかは全く知らない…、という状態の中に生きることに、そろそろ危機感を抱くべきと言われているように感じた。

まだ戦い続けている本人に世界が報いるためにも、これはぜひ多くの方に観ていただきたい作品。
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