カモ

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のカモのレビュー・感想・評価

4.2
ラジオたまむすびにて町山さん解説。ようやく鑑賞。
町山さんも言っていたが、アメリカ版のミナマタ事件だけれどミナマタよりタチが悪く、規模が大きい。
1人の弁護士が巨大企業と戦うが、ミナマタでは原告団に対して会社側の社長が出てきていたのに対し、この映画ではデュポン側の描写がほぼ無い所が巨大企業の不気味さを感じさせた。
デュポンという巨大企業の恩恵に預かる地元民にとって、訴訟を起こす人は敵になり悪質な嫌がらせや住民に冷たい目で見られて…そんな中遅々として進まない訴訟、弁護士事務所の中孤立して収入も減り、車のエンジンをかける時に爆破の恐怖に怯えてと、様々なプレッシャー、ストレスで病に倒れ。とにかく観ていて重苦しくなるが、最初から最後まで密度の濃い映画でした。
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