このレビューはネタバレを含みます
羅小黒戦記で国産アニメ超えられた...?と思うぐらいのスーパーハイレベルなアニメーションを見せつけられたり、中国アニメーターへの待遇の良さが話題になったりと何かと中華アニメが話題なので中国産CGアニメもどんなものか気になって見てみた。
結果、驚愕の展開の連続だった。
以下箇条書き
・まずCGのクオリティがディズニーと遜色ないくらいのハイレベルですごい。キャラの動きとかはたまにカクついたりするんだけど、キャラデザインとか背景とか、光が当たった時の画面の綺麗さ(ライティング？)が非常にレベル高かった...引き込まれた
・キャラクターのデザインはディズニーアナ雪のデフォルメと最近のFFのリアルな感じを足して割ったくらいの感じ 慣れればかなり自然
・ストーリーには正直あまり新鮮さはなかった。姉妹の感じとヒロインの能力はアナ雪っぽいし男女の恋愛要素は割と凡庸だし。ラストの再会は君の名はを彷彿した。
最近何かで見たな感はどうしてもある
・ただ、ヒロインが蛇に化ける妖怪だったり、妖怪に恋をして自らも妖怪になる青年は東洋が舞台ならではの設定でおもしろかった(西洋の話だと動物と人間の間に明確に線を引いてしまいがち)
あと美女と野獣然り異形を愛するのはいつも女の方からだよね問題があるけどこの映画は異形を愛する男が描かれていてそれは新鮮に感じたかも。
・本当にびっくりしたのが作中かなりエロティックなシーンがあったこと。映画のしょっぱなから肌色成分が多くてびっくりした。セックス描写も普通にあるし生足で胸開きすぎ！な狐の妖怪とか存在がエロだった...中国では割と性描写に厳しいイメージがあったので結構驚いた。あの狐の妖怪(cv.悠木碧)は刺さる人にはぶっ刺さると思う
・ちなみに私がぶっ刺さったのはヒロインの妹でシスコンで姉に近づく男許すまじなクールな妖怪 青セイ(cv.佐倉綾音) もうビジュアルからして最高 最初この子が敵になるのかと思ったけど最後まで姉想いの良い子だった...😭続編は青が主人公らしいので普通に見たい
・エンドロールが中国版と日本版がフルで2本流れるので最後の方トイレを我慢するのが大変だった。しかもエンドロールの合間にエピローグとか予告があったりするので油断できない。
・席は結構埋まってて若い女性が多かった印象。主人公の吹き替えのsnowmanの佐久間君効果もあるのだろうか 普通に声優がやってるのかと思うぐらい演技上手かった。
・ケルベロスみたいな鶴と、後半ずっとヒロインが大蛇の姿なのがよかった。
動物とか妖怪の造形が良い。
基本的にファンタジー要素のある画面の綺麗なラブストーリーで、
この映画デートムービーにめちゃくちゃおすすめなのでは...?と思った
