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叫び声のfocenokanom0928のレビュー・感想・評価

叫び声(2019年製作の映画)
3.8
3回目の鑑賞。
牛舎も好きだが、豚舎もだんだん好きになってきた。
精神的に辛い中、制作された今までの集大成的な作品。
観賞後、渡辺紘文監督と音楽担当の弟・渡辺雄司さんのトークあり。

2020/11/7
前回鑑賞の際は、『七日』との比較をしてしまったが、スクリーンで再度観てみて印象が変わった。
映画館だからこそより感じられる映像と音楽の迫力、不穏な風の音、繰り返しのようで違う日常。豚舎。叫び声。

『地球はお祭り騒ぎ』と並行して制作し、編集段階で手をつけずにいた本作をなぜ今?という疑問も、観賞後の渡辺紘文監督のトークで知ることができた。
大田原愚豚舎作品常連のミサオおばあちゃん(渡辺監督の実際の祖母)の体調が思わしくない時期に編集を再開し、今までの集大成となった作品。


2020/7/3 オンライン鑑賞
大田原愚豚舎作品の中で『七日』がいちばん好きなので、本作の鑑賞を心待ちにしていた。

観やすい印象はあるものの、『七日』の方が尖った雰囲気が好み。
シューベルト「冬の旅人」の絶望や孤独感も相まって洗練されていた印象。

音楽で印象もだいぶ変わる。
渡辺監督が歩くシーンの太鼓の音が『七人の侍』風でかっこよかった。
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