seiitaishogun

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのseiitaishogunのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

なんちゅうドリームムービーや…
ドリームすぎて二次創作かな?って何回か思った(違)

マルチバース出演はヴィランズだけだと思ってたら、歴代スパイディズが…(泣)
画面に3人揃った絵面が見れただけで凄い事だな。夢だよ…。
もう一回歴代スパイダーマン見直します。
あとアイアン・スパイダーマンスーツの万能感やっぱ好きだな。

ストーリーは正直、過去作のスター達を出演させるための整合性重視で、ピーターの正体バレに関するドラマが薄かったとは思う。まぁドリームムービーお祭りわっしょいという感じなので良しとする。
過去に死んだヴィラン達を救う、という優しいifを提示したのはファンにも過去作のキャラに対しても愛を感じた。
トムホ・スパイディは「殺さない」スパイダーマンとして確立したのかもしれない。

アメスパのグウェンと同じ状況で高所から落下するMJを助けたのがアンドリュー・ガーフィールドのピーターだったの粋な演出だなぁ。「落下する恋人を助けようとするスパイダーマンにはグリーンゴブリンの邪魔が入る」という運命を変えるにはもう一人スパイダーマンが必要だったのね。
個人的にアメスパの続きがすごく見たかったので、こういう形であれガーフィールド版ピーターが救われてくれて嬉しかった。
今作はマルチバースという発明を利用した過去作への「救い」の話だったな。
映画化権利を巡った大人の事情で悲しんだ人達への一つの解答でもあるなと思った。

メイおばさんの死やストレンジの魔法によるリセットのストーリーは原作ワンモアデイがベースか。「大いなる力には大いなる責任が伴う」というお馴染みの名言、トムホ・スパイダーマンは成り立ちのストーリーが端折られてたから、無いもんだと思ってたけど、最後に入れてくる…。
シビルウォーから歴代で一番長く描かれてきたスパイダーマンが、最終的にみんなの記憶から消えて味方もいなくなって一人で生活を始めるの切なすぎる。これで本当に完結なのかわからないけど、スパイダーマンシリーズって最後は切なく終わるのな。
幸せになってくれ…。

それにしてもストレンジ 先生は人の話聞かないせっかちお騒がせマンだな。

あと歴代ヴィランズとスパイディズのインパクトでうっかり記憶上書きされそうになったけど、序盤に弁護士としてデア・デビル出てたじゃん!サプライズが多い!

ミッドクレジットのエディとヴェノムはもうずっと仲良くやってくれという感じでした。本編でスパイダーマンに絡んでくるかなと期待したけどそれが無かったのはちょい残念。次回作(?)ではシンビオートに取り憑かれるトムホが見れるのか?!期待。
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