土竜

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの土竜のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

上映環境のせいか、暗いところが全く見えなかった。のだけれど!

Reunion. この舞台設計の時点で胸が熱くなってしまう。子供の頃、ウィレム・デフォーが異常に怖かったことを思い出した。

初め、やり直しの手段として「自分に関する記憶を消すこと」を求めた主人公が、最終的には取り返しのつかない決断としてそれを選び取る展開はニクい。あれもこれもとカンバーバッチを遮った子供の姿はそこにはなく、一人のヒーローとしての彼がいる。
周りの人間たちが、いとも簡単にやり直しに成功しているから尚の事トム・ホランドの選択が重みを増す。悲哀が滲む。

後スパイダーバースの時にも感じたが、別次元との自分との間にだけ生まれる連帯感は個人的にツボなんだなと。(2も期待してます)

映像としてのボルテージのピークがミラー次元だったように思えるのと、最終決戦前にちんたらファンサービスしてたのだけマイナス点。
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