リチャード・ジュエルのたけまるのレビュー・感想・評価

リチャードが怒るシーン、母さんの演説、リチャードの論証返し。
キャラクター、演技。

国家に対する敬意と、同時に誤ち、あらねばならぬ姿から外れた姿があることも同時に見ている。その国家や機関というものの力の大きさ、それゆえのそういう可能性への気づき、それでも正しい揺るぎない個人の信念が認められる、正しさを勝ち取るというヒューマニティー、ソサイエティーの瞬間を描いている。

綺麗だった。クリントイーストウッドの映画は本当に綺麗だ。心から一番好きな監督の一人だ、そう思う。