メディアリンチと犯罪者を作り上げるFBI。
見ている途中、重くて苦しかった。
『爆弾を発見した警備員が、英雄扱いされ、その後犯人だと疑われ、疑いが晴れる。』
だったこれだけのことだけど。
人の人生を、同じ人間が、悪気なくむしろ(それぞれの自分勝手な)正義を持って、
こんな風に壊してしまうんだと、
腹立たしく、絶望的な気持ちを味わいました。
これが実話だと思うと苦しくて、
「冤罪が晴れて良かった」では済まされない重たい気持ちになりました。
もっとドラマチックに脚色できそうな物語を、敢えて削ぎ落としたような淡々とした流れが現実味を出していました。
絶望的な状況でも、信じて支えてくれる家族や友人の存在に救われました。