ちょっとこの短編にはやられた。冒頭の二宮神社からの急展開にグイッと引き込まれた。
新作『ストレージマン』の試写会で併映の形で鑑賞したのだけれど、19分の短編ということで余分なところを削ぎ落としたようなスピーディな展開がいい。
私の大好きな『トワイライト・ゾーン』みたいだ。
萬野達郎監督は、社会問題をテーマに映画を制作するが、本作がどんな問題を扱っているのかはレヴューしない方が礼儀だと思う。
なぜ彼女は1994年にタイムスリップしたのか? その理由がわかった時の恐ろしさがこの短編のスリラーたる所以だから。
そういう意味ではFilmarks のあらすじも読まない方がいい。
強烈な問題提起を残す傑作スリラーだ。