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ジェントルメンのjustaperfectdayのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
4.7
ハリウッドや米国とは違う英国的なスタイリッシュでクールな映像や劇中歌・キャスティングの妙、生々しいコックニー(ロンドンの労働者階級)が話す軽妙でブラックジョークとF *ck/C*ntが多用される脚本、オールドスクールなセックス・ドラッグ・ロックンロール感など、イングリッシュ ギャング・チャヴス映画をガイ・リッチーに求めてきた身としては「おかえりなさい」と愛を込めたハグで迎えたい一本。
名作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」から20年間待ち焦がれていた、ガイ・リッチー監督にしか撮れない映画。

六十路の北野武監督作「アウトレイジ」と、五十路のガイ・リッチー監督が撮ったキャッシュ・トラックに、歳を重ねた監督の境地を感じて、それはそれで好きだけれど、
英国文化に伝統、スコッチウィスキー グレンファークラス40年、Barry Whiteのくだりや劇中歌のCANにFree Me/Paul JonesからThat's Entertainment/The Jamのシークエンスに反応してしまう大人の嗜みを識る人に観てほしい名作。
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