Oda

走れロムのOdaのレビュー・感想・評価

走れロム(2019年製作の映画)
3.0
走る。叫ぶ。殴る。生きる。
闇クジの予想屋ロムは、住んでいるアパートの住人たちに数字を予想し、そこから得られるお金で親を探すため(であると思われる)の資金を貯めている。

映画の最初に、この映画はベトナム政府検閲後だと表示されていたのですが、それもあるせいか、ストーリーがなんか繋がってない?感じがして、全然わからなかった...

闇クジに取り巻かれて蝕まれていくアパートの住人たちや、彼らの当選金しか希望のない毎日の絶望感(と狂気)は伝わったが、各キャラクターの繋がり、絆、特にフックとロムの関係と賭け屋のギーさん...
なぜロムは金でアパート住民を急に裏切ったのか?
うーん、全然わからない。
これは検閲でカットされた部分が多いせいなんでしょうか。

走りまくっているから疾走感はあるのだけど、完全なlosing gameをどうにか生きていく人々ばかりで、「生きる」という希望や力強い印象を私は全く得られなかったです。
初ベトナム映画で文化も知らないし、そこがわかると理解度は高くなるのでしょうか。

でもやっぱり検閲されてないバージョンをみてみたいです。
Oda

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