seiitaishogun

ドロステのはてで僕らのseiitaishogunのレビュー・感想・評価

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)
4.0
良かった!
低予算自主映画だと侮ることなかれ。カメ止めのノリが好きな人は楽しめると思う。2分後の未来が見えるTVを巡った時間パズル的ドタバタSF。尺は短いけど濃密な70分。
小さな舞台でこんな頭こんがらがりそうな難解なハードSFの脚本…凄い。長回し撮影&タイムキーパーめちゃ大変そう。
これを頭の中で完成図組み立てられる脳味噌どうなってんだ…と思わずにいられなかった。
現在、2分後、4分後…と幾度となく同じ芝居を見ることになるので若干冗長に感じる場面もあったが、それも序盤の導入部のみなのでまぁ良し。以降は怒涛の展開で殴られる。
舞台が狭いので、早く移動しないと2分前の自分来ちゃうよ!会っちゃうよ!という感覚になってしまったけど、時間は不可逆だからそんな事はないね…。

何より近所のよく行くカフェが撮影の舞台になってて、見慣れた場所で非日常的な事が起こってるのも面白かったw
たまたまカフェに行った時にポスターを見て初めて知ったのだけど、あのカフェに行かなければ見ることが無かった映画なので出会い方も感慨深い。

最後に…カフェパランのハンバーガー美味しくて大好き。
seiitaishogun

seiitaishogun