るま

涼宮ハルヒの消失のるまのレビュー・感想・評価

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)
4.0
本編のアニメの盛り上がりや面白さを引き継いだ良い作品であった。
個人的には劇場版のほうが引き込まれる要素が多く、3時間弱という長尺も感じさせないような面白さがあった。

劇場版は本編とは違い、ヒロインが変わってまた新たな視点で物語と向き合うことができるが、やはりハルヒの存在は大きく、キョンにとってハルヒと関わらない世界であっても世界の中心はハルヒなんだと思わせるような話であった。

この作品を見終わったあと、ドタバタ日常・異世界などといった本編を見終わったときよりも、ずしっと心に何かを乗せられたような感覚が残った。
それが何かは分からないが、変わった世界を知っている者特有の感情なのだろうかとも思った。

劇場版でもキャラの個性は健在であり、期待を裏切らない作品であったと思う。

本編と劇場版を見た者でないとテーマソングの存在感や重さを分かり得ないと思う。

全てをもって神アニメたる所以を感じさせられた。
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