涼宮ハルヒの消失の作品情報・感想・評価

涼宮ハルヒの消失2009年製作の映画)

製作国:

上映時間:163分

ジャンル:

3.8

主題歌/挿入歌

「涼宮ハルヒの消失」に投稿された感想・評価

なんだぁ......。長いランニングタイムのこの映画を我慢して見続けてがっかりした。どうもキョンが負傷してからは、未来から来た彼自身が事態に決着を着けてくれたようなのだが、変などんでん返しよりもちゃんと物語が収束するところを観せてほしかった。この内容だったら劇場版じゃなく数話に分けて、TVでの放送で良かったんじゃないかな。
Train

Trainの感想・評価

3.8
テレビアニメの続き気になって小説全巻買った者です
やっぱハルヒは面白い🤣
オールタイムベスト10内に入るアニメですわぁ

当時社会現象にまでなったハルヒ
人気の理由って多分平凡な男子が明るくって活発な女子に振り回されて、彼らの非日常が面白可笑しく描かれてるからじゃないんでしょうか?(あくまで推測)

それにしても新刊出ませんねー
かれこれ7年でしょうか?
三期目も来ないし…
スピンオフの”長門有希ちゃんの消失”作れるなら三期目も一緒に作れ!と言いたいところです(制作会社が京アニじゃないんで仕方ないですが)
問題はあの”エンドレスエイト”なんでしょうかね…
シン・エヴァも2020年に決まって、ファンの間では東京オリンピックとシン・エヴァどっちがはやいかとか言われてますが、個人的には新刊(三期目は完全に死んだと思っちゃってます)とシン・エヴァ、どっちがはやいか、なんて考えちゃってます…

とあるのインデックスも8年ぶりらしいですね
ハルヒの三期目も期待しちゃっていいかな?
毛利

毛利の感想・評価

4.0
長門有希さんがかわいすぎる
ジムノペディが沁みる
良い映画だとおもう
青の

青のの感想・評価

3.5
【テレビシリーズ『涼宮ハルヒの憂鬱』全28話 及び今作劇場版について】









●まさかなのか、必然だったのか。
否、まさかと言わざるを得ない。
およそ10年前の今作を今さら鑑賞することになるとは。
映画好きといいながら、先入観にて故意に避けていたかもしれない。
それは、カレーライス大好きと言いながらインドカリー・タージマハルが近所にあってもその敷居をまたがないレベルの「好きなはずなのに何故か」の感覚に近い。
否、カレーライスが好きでも田島春さんを好きになるとは限らない。
あるいは福神漬けに混ざる瓢箪(ひょうたん)みたいなやつが、実は「なた豆」というものだったと知った時に「知ったところで人生何が変わるというのか?今まで知らずに食べていたが、何かしら体質に変化を起こすほどの食物ではなかったはずだ」とペシミスティックな眼でそいつらを見下すような。
ただそれを言ってしまうと、映画そのものを指してしまうような気がしなくもない。
そんな(どんな?)今作シリーズと劇場版を語るのは、ホント時代錯誤かもしれないし、毎度のことながら的外れかもしれない。
それでも、カレーライスは毎日食べても飽きないのだ。
映画とはそーゆーものなのだ。


とかなんとか主人公「キョン」風のモノローグというかボヤキみたいな前フリはどうでもよくて聞き流して下さい。

●で、だいぶ前からネットやら何やらで見かけてはいたが「すずみやハルヒ」を「りょうぐうハルヒ」と読んでいたぐらいの認識だった。
偏見承知で書くが、今作はいわゆるキモオタのデュフフな象徴だと思っていたし、萌キャラ+揺れ乳な今作に興味のかけらもなかった。

ほんとNetflix様様である(私事だが、それを教えてくれたあの人にどんな言葉も足りないくらい感謝している)。
そして今作のファンには申し訳ないが「あー、あるんだ。なんか流行っていたねぇ。暇だしどれどれ」である。


●結論から言うと面白かった。
腹を抱えて笑ったとかではなく、興味深く面白かった。
もっと言うと、お陰で押井守監督の『ビューティフル・ドリーマー』愛が高まった。

●本当に偏見は愚かである。
乳揺れとか、顔半分が瞳とか、奇形じみた脚の長さとか、耳に障る声優とか、作ってんのオッサンだろ?とか、軽薄で深みのかけらもない楽曲など、シリーズ4話あたりでどうでもよくなるのだ。
ただ、ただ愉快である。
しかし、この面白さにはやはり仕掛けがあった。



【以下、見ていない方はご注意を】
























●簡単に言うと涼宮ハルヒという「神」に近い、あるいは宇宙原理そのもののような女子を退屈させると、その苛々や憤懣(ふんまん)により現在の世界が終わる。あるいは異変を来す。
しかし当の本人は自身にある宇宙規模の影響力に気づいておらず、彼女の知らぬところで未来人、超能力者、宇宙人、凡人が総出で彼女を退屈させないように日々奮闘するっていう物語。


●いきなりだが、今作は『うる星やつら』である。
コアなファンでなくても「あー、だねー」て声もありそうだし、今では常識になっているやも。
(ネタバレサイトや考察サイトを見ていないので、分かりきった恥ずかしい事を言っているかもしれません)

『うる星やつら』は1980年代のコミック→TVアニメであるから、世代にもよるが、今は誰でも知る作品とは言えないかもしれない。
内容と言えば、虎柄の水着?を着た空飛ぶ美少女宇宙人「ラム」と、地球一の浮気男「諸星あたる」が宇宙・地球・学園を巻き込んでのSFドタバタラブコメだ。

●これだけで「である」とは言い切らない。
美少女+学園+宇宙人+未来人+エスパー、そして世界の終わりという材料が揃っていれば、大概類似したものはできそうだ。
しかし、重要なのはアイテムではなく、構造的な類似だ。

(ちなみにここで言うのは押井守監督 劇場版『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』である)
※実はコミックもTVシリーズもまともに見ていない。

●「涼宮ハルヒ」も「ラム」も、どちらも悪気がない。
「ずーっとこのまま、みんなと楽しく過ごしていたい」と言う、誰しもが願いそうな、しかしそれは現実では起こりえぬ「夢想」を彼女らは内包している。

ラムの場合は、そんな「永遠なる甘美な住処」を夢邪気という悪鬼がこさえ、そこにラムを含め諸星あたるや他メンバーを閉じ込めた。
ハルヒの場合も同様に、楽しくて無秩序でいい加減な学園世界というステージが用意され、キョンを含む仲間達がそこでドタバタを繰り返すのだった。※1

●ハルヒにおけるエピソードには、野球回、七夕回、孤島の別荘における殺人事件、無限ループ回、体育祭回、文化祭での映画製作回、バンド演奏などが用意されたが、どれも『うる星やつら』のそれを踏襲している。

●特に異質であったエピソード「エンドレスエイト」にいたっては放送事故と見紛うばかりの異様さであるし、明らかに『ビューティフル・ドリーマー』のオマージュ風パロディである。

1〜28話中8話分。8週、8回にわたりほぼまったく同じストーリーを繰り返したのだ。
週一放送で2ヶ月分、ほぼ同じ内容である。※2

ハルヒを含め、仲間達の楽しい夏休みが8/17から31日の0時まで、延々とループされたのだった。
31日の0時になると、9月1日を迎えることなくリセット(ハルヒやキョン、世界中全ての人の記憶すら)され、次の回にはまた8/17から始まるという。

●恐ろしいのは、今作の準主役でもある「長門さん」である。
「情報統合思念体」すなわち宇宙人。正確には宇宙人が作った「インターフェース」
ハルヒを危機なる物として観測しようと、宇宙人が送り込んだ人間型コンピュータの彼女。
そのループにおいても、唯一その事象を忘れることなく、記憶していたという。
31日の夜、異変に気付いたキョンが長門さんに問う。
「今日で何回目なんだ?」
長門さんは表情も変えず、
「1万5.532回目」と答える。
つまり、世界はおよそ594年間、同じ8/17〜31日0時まで繰り返していたのだった。
長門さんは、その594年間ずっとハルヒやキョン達の繰り返す夏休みを「観測」していたのだった。

●このエピソードと文化祭回※3を 合わせもったのが『ビューティフル・ドリーマー』である。
ハルヒの願望。ラムの夢。
「永遠にこのままで」の具現化。
ビューティフル・ドリーマーでは永遠に繰り返すドタバタ劇としての学園祭前夜。
ハルヒでは、永遠に繰り返す夏休みである。
さらには長門さんが「観測者」であれば、諸星あたるも実は「観測者」であったし、いまだラムの夢が具現化された友引町に居続けていることになっている。
また、キョンに関して言えば、千葉繁演じる「メガネ」であろう。
あの長台詞と独白は間違いなく意識されたものだ。
メガネもようやくイケメンになり、主役を勝ち得たと言った風だ。

◎詳しくはビューティフル・ドリーマーの項にて個別に書かせていただいているので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。



●どちらもドタバタ学園ラブコメの体を成しているが、ハルヒやラムの夢や願望を成す為に作られた作品で有り、はてその夢や願望を作ったのは「誰か」と言うと、

それは我々である。

ビューティフル・ドリーマーにおいては、ラムの夢を叶える悪鬼として夢邪気が原因となったが、先に述べたように諸星あたるは帰還出来ないでいる。
また、ハルヒではハルヒの願望を具現化する「何らかの意思」あるいはハルヒ自身の力の種明かしをせぬまま終結している。

つまり我々が望んだ通り、学園で友引町で、ハルヒもラムもその仲間達も延々とドタバタを繰り返しそこに閉じ込められているのだ。
悲しいかな、我々が楽しく見惚れているアニメーションの世界に、我々が望むばかりに彼氏彼女はそこに今も居続けているのだ。

エンドレスエイト(8=∞)のループから脱出できたのは、キョンが観客=我々の意思を発したからでもある。



●ハルヒ不在『消失』
劇場版でありながら、タイトルにある涼宮ハルヒが殆ど出てこない。
しつこいようだが、やはりビューティフル・ドリーマーと類似する。
ビューティフル〜もラムの世界でありながら、ラムは脇の役回りである。

ハルヒの世界で、ラムの世界で、シリーズでは脇であったキャラクターがストーリーを動かす役回りである。
『消失』においてはもとよりキョンが主役であるが、やはり長門さんである。

●ハルヒ本人が自覚せぬまま巻き起こす騒動に、長門さんはひたすら観測し、記録係の役に回される。
ストーリー上、インターフェースの長門さんの中で生じた「バグのようなもの」としているが、明らかに長門さん個人の感情が成したことである。

つまり

「ハルヒありきの世界にはもうウンザリ。
私も主役になって、キョンとラブコメしたい」

である。

キョンはハルヒの消失により、腐れ縁とかライクなフレンドから、失っては困る、常に居て欲しい「ほぼラブ」な感情に気付いた。
長門さんに対してはライクのままで、見ている我々は長門さんの叶えられぬ物語の結末に心打たれてしまう。
なんともやるせない。

(だが、長門さんの願望はパラレルワールドな物語『長門有希ちゃんの消失』で描かれることになる)


●病室に帰還したキョンは(ビューティフル〜なら、泊まり込みした文化祭当日の教室)、傍らで寝袋で寝息をたてるハルヒに気付く(あたるの側でラムが寝ている)。
そしてキョンはハルヒの髪と頬に触れる。あたるは目覚めたラムとキスをしようとするが....。

●そして、再び繰り返されるドタバタ。
ハルヒの力や願望の具現化の理由や意味は丸投げされ、卒業や別れがあるわけでもなく物語は終結されぬまま。
今後、次作があるようにも伺える。
逆に物語半ばのような終幕もまた繰り返す甘美なる日常としての体をなしている。

【この作品は何か?】
世代間がクロッシングする、そうであったらいいなあという夢想である。
今の10代が見つつ、今30オーバーでも「こうでありたかった」が具現化されている。
たまに「絵じゃん」と我に返るものの、自分を甘やかしてくれる繰り返す愛おしい世界である。








※1
ビューティフル・ドリーマーにおいては、夢の世界に誘い閉じ込めようとしたのは夢邪気であると明白だったが、今作においてははっきりしていない。
つまりハルヒの願望を成した第三者が不明のままである。
古泉君曰く
「世界の構築者であり、破壊者。あるいは、我々がいるこの現実は失敗作で、彼女はその再構築者。本人に自覚は無いまま」としている。

※2
同じストーリーを繰り返してはいたが、制服しか持っていない長門さん以外(盆踊りで購入するお面は変わっている)私服と水着は毎回変わっている。
さらには立ち位置、座る場所、アングル等、微妙に変化していた。
同じ動画を毎回使い回したというわけではない。

※3
ビューティフル・ドリーマー同様、校内を着ぐるみ・コスプレをした生徒がうろうろしている。
キョンは「奇妙な格好をした連中は、文化祭当日には居なかった」
と後日語る。
ちなみに、ハルヒでは「文化祭」ビューティフル・ドリーマーでは「学園祭」

◯その他
ハルヒやキョン、他仲間達の両親が一切出てこない。
しかし、何度も登場するお弁当シーンがそれを象徴する。
またモブは別にして、両親同様、教師や対面する大人が最低限。ほぼいない。



●あくまで映画レビューという形で発しています。
ただ『消失』を語るにTVシリーズは外せないので含めました。
今作の原作はライトノベルズだそうで、それは未読です。
全てを語るにはライトノベルズありきなのでしょうが、そこまでの追求力はないので御容赦下さい。

●僕のレビュー全般に言えることですが、ビューティフル・ドリーマーに絡めたのも個人的な好みが大いにあります。
「まったく違うよ!」て意見もあると思っています。
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.5
何度見ても面白いし、何度見ても長門さんが不憫です。わたしだけが感じてることだと思うんですが、この作品は「うる星やつら2」へのアンサームービーと勝手に思っています。責任を取ったあたるの行く末。
林檎星

林檎星の感想・評価

3.3
長さをあまり感じなかったけど、話の時間軸がちょっとわかりにくい
うえだ

うえだの感想・評価

4.1
長門がかわいすぎて驚く2時間40分。非常に良い。とても良い…。
はむ

はむの感想・評価

4.0
長門が好きな人は辛い映画だけどとてもキュンキュンする
んですげぇストーリーに引き込まれる

この映画は寒い冬に観たくなる

2018年48本目
アニメは正直あまり観ている方ではありませんが、ハルヒは好きなアニメでした。そして劇場版も好きになれました。

またしてもハルヒという一人の存在がストーリーを生み出し、いろいろ物事が発展していくのですけども、映画自体はキョンと長門にスポットライトが強く当たっていました。
キョンは本編通り好きだったけど、長門が何より素晴らしかったです。
映画自体、ほぼ長門の話といってもいい気がする。

あとこの映画で何より凄いなと感じたのが、緊迫感でした。
声優の演技、ストーリーの構成、好きなキャラクターたちの表情と行動と、それを描いたアニメーション。
すべての要素がこの映画の緊迫感を作り出し、かなり入り込んで観てしまいました。
刺繍屋

刺繍屋の感想・評価

4.7

原作を読むかTV版を観てからではないと良さが分からないのが欠点ではありますが、名作と言っても言い過ぎにならない程良く出来た作品だと思います。

原作もとても良かったのですが、こうしてアニメになると、より一層感情移入してしまいますね。

もう一度このシリーズを最初から観返したくなる程良い作品でした。

ハルヒの健気な所も可愛く思いましたが、何と言っても今作は長門ですね。
統合思念体の有希も普通の少女になった有希も可愛かったです。
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