クリストフォルー

ファミリー・ビルド 二人のきずなのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

3.9
「BTTF」のクリストファー・ロイド主演の小品だが、決して“児童向け映画”ではない。
「シェーン」に代表される、“ある日突然に子供の導き手となる大人(老人)”を描いた映画は意外と多い。邦画でも「博士の愛した数式」や「あの、夏の日~とんでろじいちゃん~」、後期の寅さんや「バケモノの子」なんかもそうだし、相米慎二の「夏の庭」なんてトラウマ級の作品もある。
「グラン・トリノ」や「ヴィンセント~」に比べると、技巧に走っていないというのか、やもすると、行き当たりばったりにさえ見えるが、トラブルを描くよりも、美しい着地を目指したというところかな。ロイド氏の美点が活きた映画だと思う。やっぱドクは永遠のヒーローだ。
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