第二次世界大戦勃発直前1940年が舞台の映画
ドイツに侵略された当時のフランスの人々の様子がよくわかる
作中ではドイツに侵略されてもなお抵抗を見せるフランス人のナショナリズムを表すシーンが多く散りばめられている。
特に、お店でドイツ兵達がドイツの歌を大声で歌い出した時、活動家のラズロが率先してラ・マルセイエーズを歌い出しお店の客と店員全員でフランス国歌を大合唱しドイツ兵の歌声をかき消すというシーンは、鳥肌が止まらなかった。
話の展開的には美女と、振り回される優しい紳士のロマンスで、女の身勝手さにいらっとくることもあったが、なによりこの映画の時代設定や伝わってくるナショナリズム的なメッセージに価値がある
なによりこの映画の製作年が1942年というところに驚く
タイムリーに作ったものだからこそより多くの人に影響を与えた作品だろう。