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カサブランカのGONのレビュー・感想・評価

カサブランカ(1942年製作の映画)
3.7
あのラスト・・・「俺は何者でもないが狂った世の中を少しでもマシにしたい」と言って愛する彼女と別れてまで実行したあの行動力・・・主人公カッコよすぎるぜよ!
まさに男の中の男。しかもこれが戦時中という明日自分の命があるかどうかも分からない状況でのあの行動はほんとうに男として尊敬させられる部分があった。
でもぶっちゃけ最初の印象は悪かった。顔もそこまでだし、なんかウザイし、皮肉屋だし。
だけどそこから話が進むにつれて彼が人情家であることが徐々に分かり、最後には「めっちゃ男らしいじゃんコイツ・・・」ってなる。

失恋映画を良くここまでカッコよく締めくくれたなと思った笑
展開はちょっと速すぎたかな?140分くらいの内容を無理やり100分に詰め込んだ感じ。
とはいえこんなに昔の作品にしては非常によく出来ていたし、充分に楽しめた。

「君の瞳に、乾杯」…いつか言ってみたい…
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