虎舞羅ーコブラー

HYDRAの虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

HYDRA(2019年製作の映画)
3.6
「マンハント」のアクション監督などを務めた園村健介さんの初監督作品。

・あらすじ
東京・中目黒のバー「HYDRA」で働く男、佐藤高志。彼の正体は元暗殺者であり、その過去から謎の組織“東京生活機構”、そして自分自身の過去と対峙していく。

・感想など
坂口拓さんと稲川義貴先生がそのアクションを絶賛していると聞き、鑑賞。
今作のアクションの特徴は、なんと言ってもそのスピード感溢れるアーバンコンバットアクション。相手との距離が極限まで近い状態で、極めて難しい身体操作からの攻防が繰り広げられます。最初から最後までトップスピードで駆け抜ける戦闘シーンに驚愕。
ただアクションがかなり少なめ。77分の上映時間の中で、戦闘シーンは10分あるかないか。スピードが速い故に決着が早くつくとは言え、もう少しアクションを見たかったところ。
ドラマ部分が大半を占めますが、これもありきたりであり、演技力もどうしても目に付いてしまうところはあります。ですが、純粋にアクションの良さも入れてこの評価にしました。

ストーリーなどの面で言えば微妙…ですが、こんな素早いアクションは他では見れないと思います。戦闘系アクション映画がお好きな方は是非。