電気羊

汝のウサギを知れの電気羊のレビュー・感想・評価

汝のウサギを知れ(1972年製作の映画)
2.9
ブライアン・デ・パルマ監督のデビュー作だとか。
町山さんの解説で2倍楽しめた。
タイトルの「汝のウサギを知れ」のウサギとは自分自身を意味し、すなわち自分の生きる道を歩めということらしい。

企業の幹部である主人公は、自分の夢であるタップダンサーマジシャンになるため、周囲の反対を押し切り、企業を辞めマジシャンの弟子入りをする。

全国各地を巡業で回るうちに恋人も出来、そこそこ楽しく暮らしていた。
主人公は、巡業先で知り合った起業家にタップダンサーの会社を立ち上げるので協力してくれと依頼される。
会社は成功し、大手企業からも買収の契約がくるなど順調に業績を伸ばすが、主人公はまたしてもタップダンサーマジシャンから企業の幹部へと逆戻りしてしまう。

主人公は、やはり自分のやりたいことがタップダンサーマジシャンだと悟り、企業を抜け、恋人と二人で巡業の旅に出るのであった。

ラストシーンで乗り合いバスの後部座席に座っているキャサリン・ロスが「卒業」のオマージュだとは知らなかったな。
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