がんつ

すばらしき世界のがんつのレビュー・感想・評価

すばらしき世界(2021年製作の映画)
4.0
“この世界は生きづらく、あたたかい”
殺人を犯し、13年間服役していた男が
社会復帰する姿を撮った映画🎦

“優しさ”で泣ける映画でした...😭

感動を誘って泣ける映画は多かれど、人の優しさで泣ける映画は少ないですし、そういう映画こそ良い映画だと思います。そして本作はまさにそういう映画です☺️
終始誰かに共感して、辛くなって、後悔して、喜んで...、ってもう大忙しでした!!笑

まず三上(役所広司)さん!
カッとなって、キレて、反省して、一連の流れにめちゃくちゃ共感しました。
仕事中にイライラして、いつもだったら怒らないことでキレた後、自己反省会があるんですよね!あるあるです😔

あと津乃田(仲野太賀)くん!
三上さんを助けたい気持ちはあるけれど、自分の生活もままならない。ずっともどかしい気持ちでいっぱいでした。
ラストで発する“ 困るんです ”っていう言葉は重いですよね。複数の立場から出た言葉のように感じます🤔

そして店長(六角精児)‼️
あんな心の底から「良かったね!おめでとう!」って言えますか!?
あのシーンが1番感動的で、なぜか私も嬉しくて仕方なかったなぁー。
出会った時の「町内会長やってるんで...」ってドヤる感じも、人間らしくて良い🙆‍♂️

他にも素敵な人がたくさん出てきました。レビューを書いている間にも、目頭が...🔥
人間の良い部分と悪い部分を織り交ぜた名作です。

本作は本当に、素晴らしいものでした!

28 / 1,000
がんつ

がんつ