中盤まで、瞬間湯沸かし器な三上さんにハラハラしつつ
仲野太賀に背中を流してもらうあたりからグッときたり、六角精児に仕事が決まったと報告しに行ったあたりでうるうるしたかと思いきや、あまりにもやるせない…
あれを見過ごせるっていうのがすごい成長やなって思う。
もうちょいうまい自分の気持ち、衝動との向き合い方もあの先ちょっとずつできて行ったんやろうなと思うんやけどあの一歩がすごい。
ちょっと母親への拘…
役所さん演じる三上。キレやすく喧嘩っぱやいクズとしてしっかり描かれていて、社会に迎合する為にいじめを見逃し愛想笑いする姿と対比し、どちらが本当のクズなのかを問われる感じ。
ラストに三上は薬を飲もうと…
この映画は印象に残る場面、言葉が至る所に散りばめられている
広い空、タバコと帽子、コスモス等々
自分を変えるのは最終的には自分の決断によるものだけれど、関わってくれる周りの人間の存在がとんでもなく…
これは誰にとっての"素晴らしき世界"だったのだろうか。三上がシャバに出てきて人の暖かさに触れられたことが三上にとっての"素晴らしき世界"だったのだろうか。
自分や周りの人を守るためには自分の信念を曲…
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会