こーき

すばらしき世界のこーきのレビュー・感想・評価

すばらしき世界(2021年製作の映画)
4.6
人の優しさと、醜さ。

この映画は前科者の三上が主人公のため、どうしても三上に感情移入してしまい、周りの人間が薄情に見えてしまうが、もし前科者の人と関わることになれば、自分は津乃田(仲野太賀)や松本(六角精児)のように優しくなれる自信はないな、、、

冷たく、生きずらい社会を皮肉った『すばらしき世界』、そんな世の中でも、小さな優しさと愛に出会う『すばらしき世界』

自分は何不自由なく、いわゆる一般的な家庭で育ってきたので、生きづらさを感じたことは無い。
だが、この社会は決して全ての人に優しい完成形の社会では無いことがすごくよくわかる映画でした。
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