ストーリー自体にものすごく感動するとか主人公に共感できるとかはそんなに無いんだけど、とにかく役所広司さんが素晴らしい!
まるでドキュメンタリーを見ているような感覚。
刑期を終えて出てきたはいいけど、今さら社会に馴染めず上手くいかない。
でも彼は持ち前のチャーミングさのせいなのか、良い人たちにたくさん出会える。
これってかなり奇跡に近いんじゃないでしょうか。
最後の空の映像に浮かび上がる映画の題名が皮肉のようでもあり、まさにその通りとも思える。
自分のために泣いてくれる人がいるならやはりそこは「すばらしき世界」なのでしょう。