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ターコイズの空の下でのyjmのレビュー・感想・評価

ターコイズの空の下で(2019年製作の映画)
4.0
麿赤兒の読み方を初めて知った★★★★★

昔から行きたくて行きたくて仕方のないモンゴルに柳楽君が行くという、個人的に絶対見逃せない映画。
仕事の都合で先週の休みが潰れたときにはドキドキしたけど、無事に観に行くことができました!
思った通りよかった!すごくよかった!!
日本人金持ちボンボンタケシとモンゴル人馬泥棒アムラのロードムービー。
微妙な目線と表情での交渉や、カリポリ食べてるおっさんたちとのやり取りは、所詮異国人にはさっぱりわからないコミュニケーション。
お陰で知らない世界に行くというリアリティというか臨場感たっぷりの作品になっていました。
その中での食べる、飲む、歌う、踊るという非言語コミュニケーション。
伝え切ることはできないのだけれど、拙いながらにこれが基本なんだな〜と。
自分が旅しているみたいだった。
楽しかった。

いけすかないボンボンかと思いきや、タケシは非常に品の良いボンボン。
乗り心地の悪い車に乗り、途中で壊れても、突然1人取り残されても、苦手な馬乳酒を勧められても、決して不平を言うでもなく受け入れる。
基本的に人を助ける優しさとか…
苦労したじーちゃんの育て方がよかったんだな…。
そして持ち前の屈託のなさ。
彼を助けてあげたい思わせられる、君は経営者に向いているよ。

やはりいつかモンゴルに行ってみたい。
映画に描かれたよりはきっと近代化しているだろうし、もっと現実は厳しいのだろうけれど、あの景色と、そのコミュニケーションにものすごく憧れる。
とりあえずお尻の肉を厚くして、どんな道にも耐えられるようにしておこう(笑)
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