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衝動殺人 息子よのharuのネタバレレビュー・内容・結末

衝動殺人 息子よ(1979年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

配役が秀逸でありました。
通り魔による無差別な殺人。
あってはならない事件によって息子を殺された夫婦の物語。
残念なことに世の中にはこのような事件が後を絶ちません。
寝込んでしまった夫を支えるため、涙をこらえ続けた妻が夫の前で泣き崩れた場面は胸の奥がとても苦しくなりました。この物語に出てくる女性は皆強く逞しい瞳をしていました。父も息子も最後まで他人のことを思い、仕事を思い、あの世へ逝ってしまいました。「あなたがやりたかったことを私が引き継ぎます。」と言った高峰秀子の表情が素晴らしいと思いました。

最初の食卓の場面がとても好きでした。
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