衝動殺人 息子よの作品情報・感想・評価

「衝動殺人 息子よ」に投稿された感想・評価

問題提起としては重い物がありますが映画としては軽かった。
ハイライトの一つであろう主人公(若山富三郎)の息子が通り魔に殺される場面などを観ても、ん?という感じで映画的でないと言いますか木下監督はわざと映画的に作らなかったのではないかと好意的に疑ってしまいます。
ドキュメンタリー風にするでもなく作りが緩かった。

衝動殺人は現代でも後を絶たず誰でも被害者になりうる深刻な問題であるという意識だけが改めて強く残りました。
有責性のない息子を無差別に
殺害された遺族の話。
授業でみた
早稲田松竹で鑑賞。(2本立て)

通り魔に息子を突然殺された親の行動を描いた映画。

通り魔に対する刑が軽すぎることに対して、怒りのぶつけどころが無い親が叫びを訴える「告発もの映画」。

この作品を観た当時は学生だったので、息子の立場から観てしまい「通り魔に殺されないようにしなければ」と思った。
いまでこそ、この問題は続いている。
特に弱者にたいしての理不尽な殺人。
いまも昔も、理不尽な事件がたくさんで、そんな世の中は変わらないと思うととても悲しくなりました。
キャストは勢揃い。
吉永小百合はこの頃の方が演技はいいような気がする。
大竹しのぶも超可愛い。
あぁ野麦峠を思い出しました。
発熱

発熱の感想・評価

3.0
名前がいい。モノクロではなかった。キャストが豪華。実話だという。
夜鷹

夜鷹の感想・評価

3.5
木下恵介監督作品は「二十四の瞳」が凄く良かったから、この作品も期待していたのですが、
この作品は緩急なしで時系列的に悲劇が繰り返されるため、感情移入がしにくかったというか映画的な面白さがありませんでした。

良かった所は勝新のお兄さんである若山富三郎の演技力!素晴らしい。市川崑監督の金田一シリーズ「悪魔の手毬唄」での演技も良かったけど、この作品の演技力もかなり良かった!
めちゃめちゃ優しそうな人に見えるけど、実は兄弟譲りのファンキーさだったらしいですねw
(ウィキ調べ)
小学生だったのに、オヤジに映画館に連れていかれてみたらトラウマに。。
もうとにかく夜道とか、通り摩とか怖くて怖くて。。

大人になってから、見てみたら、
深い深い。木下演出が見事です。

このレビューはネタバレを含みます

 通り魔殺人の被害者の両親が被害者救済の立法化までの戦いの話。

 実際の事件をモデルにしていて、工場を営む主人公にやっと一人前になった息子をほほえましく思っていて、婚約者もいて幸せの絶頂だったけど。ある日、何の動機もなく殺害されてしまう。加害者には弁護士もついて国から守られているのに、被害者には何の保証もないことに気づいて、何とか救済してもらおうと全国の犯罪被害者に会っていく。反対されたりもしつつ、だんだんと社会の流れも変わってきて。

 なんといっても若山富三郎さんのお芝居が圧巻で本当に息子さんを殺されて寝込んでしまって心配になってしまうという実在感が凄かったです。この人、このまま死んじゃうんじゃないかと感じてしまいました。階段を転げ落ちるシーンも本当に階段転がっていてすごかったです。そんな主人公を支える高峰秀子さんも最高でした。他にも通り魔で一瞬出てくるサイコなお芝居をする大地康雄さん、主人公と同じ境遇の藤田まことさんの涙もこちらも胸が熱くなりました。

 臨終の間際に「仇をとってくれ」と頼まれて、最初は加害者に包丁で襲いかかろうとしたりするけど。しだいに被害者の救済ということを生きがいに緑内障で目が見えなくなっても全国を歩いて運動を展開していく。

 告発ものの映画で、犯罪被害にもいろんな考え方もあると思いますが。こういう事件があったのかと知ることができる映画でした。
初)ずっとずっと観たかった作品。犯罪被害者老夫婦の格闘のお話。これは傑作。昨今の犯罪被害を描いた作品群と比べても全く遜色無い作品。木下監督作品ってのも驚きだし、何より演者サンが素晴らしく、妻役の峰子サンは抜群です。国と世論を動かしたらしいけど…それも納得納得。(ノ-_-)ノ~┻━┻気軽に鑑賞できる内容ではないけど…峰子サンの存在感は観る価値十二分にありです~超~お薦め~
陳腐で堅苦しい演出など、欠点も多い作品。

それでもこの映画が胸を打つのは、若山富三郎と高峰秀子の演技によるものだ。
大きな体を丸めきって、抜け殻のようになった父親。
『桜の代紋』等ではヤクザを皆殺しにして家族の仇を取ったりして屈強なイメージがある若山富三郎だからこそ、その弱り方が一層際立つのだ。
怒涛の「泣かせ演出」なんてつい斜に構えて観てしまうのだが、ふとした時に見せる表情で泣けてしまう。
東映時代のしょうもない役や柳沢信吾のすべらない話を十二分に知っていてもなお、「息子を殺された父親」に見えて泣けてしまうのだ。これぞ名演だろう。
それを支える高峰秀子も良い。エキサイトする夫に対して、それを抑制させるように落ち着いた演技だ。
落ち込みがちな夫を元気づけるように極力いつも通り振る舞う中、たまに出す嗚咽が物凄くリアルだ。

映画と直接関係は無いが、運動に関連して「三菱重工爆破事件」の映像が使われていた。
バラバラ死体やグチャグチャの死体が思いっきり映っていたので度肝を抜かれた。
あの数秒の映像の破壊力…
>|