さまんさ

海辺のエトランゼのさまんさのレビュー・感想・評価

海辺のエトランゼ(2019年製作の映画)
1.8
海辺の映画の音響としてめちゃくちゃ耳ざわりが良いーーーーー。
遠くに聞こえる波音、さやさやとなる葉擦れ、潮の重さを吸ってなお揺れる髪、海からの風を、目に、耳にずっと感じさせる効果がめちゃくちゃ癒される…。
風景もいいし、日差しとかミサンガの紐が揺れるとことか、細かいアニメーションも良かった。

お話としては他愛無いですね。薄いと言うか、若者の恋愛に心打たれようとしてもできなかったです。
母子家庭の貧困のニュースが最近よく目に入ってくるので、片親で食べたいもの食べられない家庭って言うのがもう気が散る要素になってしまう。

この人たちこのあと移住するんだよな。
なんか定職につくとか、年金とか、保険加入したりとか、してなさそうー。投票行ってなさそうー。
みたいなことが、ボロボロ気になり出したらもう終わりですわ。

アメリ見てても気になったんですけど、いや、それじゃ食べていけないでしょ。
もっと働こ?
っていう食い扶持問題、いくらBLはファンタジーでもやっぱり気になりますね。
これがヘテロの恋愛映画だったら、そもそも見もしないかな…。