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花束みたいな恋をしたのyomのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
4.1
坂元さんが紡ぐ台詞は、丁寧でクスッと笑える観点で魅力的な台詞たちばかりで、救われる。

1輪の花を少しずつ詰み花束になるように、麦と絹は1つ1つの趣味嗜好を詰んでいき花束になりかけていたけど、花束 "みたいな" 恋になってしまう経過が心苦しくて、タイトルの意味を噛み締めていた。
変わっていくことが悪いことではないし、生きていく上で変化することは当然のことだけど、変化や思考のスピードが違うだけでこんなにも切ないのか…。

最後のファミレスのシーンは、菅田さんと有村さんの圧巻の表現力。このシーンを撮るためにキャスティングされたカップルと言っても過言ではないくらい秀逸だった…。台詞無くして感情移入させてしまう2人の技量がただただ素晴らしい。

Googleマップには隠された物語がいっぱいありそう。
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