まりも

花束みたいな恋をしたのまりものレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
3.8
舞台は京王線、そして調布。
もうそれだけで自身が投影されてしまって、今私が身を置いている状況は、映画を映画として、純粋に楽しむには邪魔だった。けれど、それが逆によかったかも。

日常の中で起こる小さな環境の変化と気持ちの変化、それに伴うすれ違い。そんなの皆、恋愛じゃなくたって大いに経験あると思う。私も然り。
誰かの日記を隠れて読んでいるみたいな、そんな感じ。
そもそも菅田さんを好きなのもあるけど、こういうタイプのラブストーリー、やっぱり好きだなって思った。

劇中に出てきた音楽は聴きたくなるし、本は読みたくなる、単純なのでネ。💐

坂元さんが上映前の舞台挨拶でおっしゃっていた、「この映画は、ラブストーリーであると同時に、カルチャーが消えていく瞬間も描いています。」って言葉が、なんかすごく染みた。
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