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花束みたいな恋をしたのtinygirlのレビュー・感想・評価

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)
5.0

ああ、どうしよう。
エンドロールが終わっても涙が止まらなくて
ふと思い出してまた涙ぐんでしまって

すぐに本屋に向かって
劇中に出てきた本で
気になったものを片っ端から買った

それから帰りの電車に揺られた。
夜の、電車じゃなくて助かったと思った。
温かい午後に救われた。

わたしたちももう4年、
自分と重ねるように見入ってしまった。
まるでいまの私たちのように。

美しい思い出ばかりが集まって、
いつの間にか、花束のようになる。
それが、二人の門出を祝うかのようで。
愛おしくて切なくて。

さようなら、よりもありがとう。
しあわせになってね。
とこころから言えるような素敵な恋を見た。
わたしたちもそうだといいな。
少なからずわたしはそうだったな。

恋愛はひとりにひとつずつ。
決して、分けられるものじゃないし、
ふたりなのに、同じものでもない。

わたしね、いまでも大切に思い出すときがあるよ。
いつかの思い出に救われることもあるよ。
あなたにとっても、そうだといいな。

しあわせになってね。
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