ある意味、恋愛の究極の縮図。意地悪な見方をすれば、恋愛「なんて」最高でも「しょせん」これが相場でしょうこれ以上の魅力をあなたは提示できますか？を突きつけられ(そんな意図はないかもやけど)、ぐうの音も出なかった作品。それぐらい男女それぞれの想いがよく分かるし、パワーバランスも均一だし、あるあるも体に入ってくるし。終盤、ジョナサンで足掻く菅田くんのやけっぱちの結婚観が突き刺さりすぎて、でもあの場面ではなんも入って来ない無駄な時間で。涙せずにはいられなかったのは自分の無力さが切なくて。
と、思いきや。
観賞後に通りすぎる女性グループから聞こえてくるのは「あの菅田くんはないよねー仕事一辺倒でそりゃフラれるわ」だったり、一緒に観た女性からは、あの女の自己愛の強さはヒドい好きな人と向き合ってない許容が足りない、だったり。想定外の声が聞こえてきすぎて、え同じ映画みてました？って揺るぐっていうw
逆予告編詐欺との評判も然もありなん。当たり前の恋愛映画じゃないです。だって普通の恋愛映画ならオダジョがもっとゴニョゴニョするよね！
誰かと観て、大いに語り合って欲しいです。それも含めて楽しかった！
