どこにでもいるような、ごく普通の大学生カップルのリアルを如実に表現していた。
特段なにかメッセージ性のある映画だったかと言われればそうではないが、ただ純粋に、絵に描いたような恋人との楽しい時間のありがたみを感じさせられる作品だった。
出会った頃は笑ってしまうほど趣味嗜好が同じだった二人だったからこそ、社会に出てだんだんと大人になる中で、理想と現実のギャップに耐えられなかったのだろうか…
ただ自分としては、結果的に二人が別れたことは悲しくマイナスなものではないと思う。人間なんてそんなもん、どっちが悪いとかそういう話でもないし、また前を向いて歩きだせばいい。そんな風に少し冷めた目線で考える自分がいた。
