大好きな友達2人と観に行った作品
マイクミルズ特有の人間関係、家族、愛が描かれているあったかい映画、映画を見終わってから色んなことたくさん考えた
2人共にとって平凡やけど、大切な日々、忘れるんじゃなくて思い出せなくなるだけ、'平凡を不滅にしたい'って言葉、ジョニーは平凡がいかに特別か分かってるからなんやろうなと思った
忘れてしまうのは必然やけど、思い出せるきっかけを残しておけばいつでも思い出せる、思い出したい日々をカタチに残す、それは写真でも音声でも文章でもなんでもいい、その写真を見ればその時の匂いを思い出すような、その声を聞けばその人との会話を思い出すような
ジョニーがジェシーにマイクを持たせたのはいつかは終わるこの平凡な毎日を残したかったからなんやろう、波の音、車の音、スケボーの音、ジェシーの可愛い声、それぞれに一つ一つなんでもないようでかけがえのない時間がつまっていた
帰りの電車でマイクミルズのインタビュー記事を読んだ
"どうしたら他人とうまくコミュニケーションを取れるのか、いつも途方に暮れている"
"すべての家族はどこか壊れていて、それでも一緒にいる。壊れていることはごく自然で健康的なこと。"
"互いに愛しているが、解決し得ない問題を抱えている。関係性がひとつの感情だけに左右されるということはないわけで、その人を愛し一方でその人に怒りを覚える。"
"自分の内面や弱みをさらけ出すことに対し、子どもたちがいかにオープンであるか、それを聞いた私に責任がある。話してくれたことを大切にしなくてはいけない。"
20センチュリーウーマンとカモンカモン、この二つの作品は紛れもなく私のお守りになってるしこの先も教科書にしたい、インタビュー記事にはその理由がこれでもかというくらい言語化されていた
家族さえも他人は他人やし、この先も生きていく中で人間関係に関してはずっと悩むことなんやと思う
でも、大事な人に対してこそ素直に伝えること、真っ直ぐに向き合い続けること、感情を管理するだけで無く表現すること、相手が伝えてくれたことを大切に守ること、大事な人の大事なモノや人を否定せず尊重すること、相手と一緒に悩んで解決しないことを擦り合わせること
シンプルやけど時間も労力もかかること、それでもこの先も大事にしていきたい
何回だってみたい映画、大好きな2人と見れたことは私の人生の中でも数少ない正解で、何回見返しても2人との時間を思い出すと思う、1人はイントロから爆睡してたけど
