カモン カモンの作品情報・感想・評価

「カモン カモン」に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

4.0
A24製作によるホアキン・フェニックス主演のマイク・ミルズ監督作。
一足お先に英語字幕にて。

ラジオジャーナリストとしてアメリカ各地の子供たちに対面インタビュー取材して回る独身のジョニー(ホアキン・フェニックス)は、ロスに住む妹ヴィヴ(ギャビー・ホフマン)がオークランドにいる精神病に苦しむ元夫ポールの対応で出かけなくてはならくなり、9歳の甥・ジェシー(ウッディー・ノーマン)の面倒を数日間見ることになる。

好奇心旺盛で少し風変わりなジェシーは、応えるのに苦慮するような疑問や質問攻めや、夜もなかなか寝てくれなかったり、突然始まった二人の共同生活に当初は対応に苦慮するジョニー。
更に、ヴィヴからはポールの状況が良くないため、予想より長く滞在する必要があるとの連絡が。

ジェシーはジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、ジョニーの仕事に同行するようになる・・。

モノクロの映像で描かれる中年男と少年 二人のロードムービー。
二人の会話を通じて、ぶつかったり、互いの気づきを得たりしつつ、深まっていく心の絆が見どころですが、ジョニーとチームメンバーが行う子供たちへのインタビューも重要な要素になってます。
「未来に希望を持ってる?」「君を幸せにするものは?」... エンドロールでも質問に対する子供たちのコメントが流れます。

タイトル『C’mon C’mon』は、ジェシーが一人、録音テープに思いを語る中で出てきます。

3種類のモノクロビジュアルも素敵。
https://twitter.com/cmoncmonmoviejp
素晴らしい作品。

父と子じゃなくて叔父と甥っていう距離感が良かった。色んな町の子供へのインタビュー音声も一見ランダムで本筋とは無関係な印象を受けるけど、心の奥で自分の人生に対して途方に暮れてる登場人物たちの言動によく絡んですごい良い味を出してる。

破天荒な甥ジェシーが時々超毒舌になるのと、ホアキンの子育てわかんないけどとりま良い人なのはわかる叔父さん感が最高に好き。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

1.8
【A24新作、マイクが近すぎてのけぞる子どもたち】
2022年、早々の映画イベントといえばアカデミー賞。上半期は毎年恒例アカデミー賞関連作品を片っ端から観ていく時期となります。第94回アカデミー賞A24枠として注目されているのがマイク・ミルズ最新作『C'mon C'mon』だ。A24といえば、配給だけ担当している作品が多いのだが(故によくA24製作と間違って認識される)、本作はしっかり製作にも関わっています。マイク・ミルズ映画といえば『サムサッカー』や『20センチュリー・ウーマン』など人間の心理に歩み寄る作品が多い。主演が『JOKER』のホアキン・フェニックスだけあって期待大でした。しかし、観てみたところかなり難がある作品に思えました。

精神的に少し落ち込んでいるラジオ局の男ジョニー(ホアキン・フェニックス)は取材して回っている。取材対象は主に子どもである。未来や環境、社会について純粋な意見を聞き出している。そんな中、妹から甥ジェシー(ウディ・ノーマン)の面倒をみるよう言われる。あまり乗り気ではなかったが、彼を連れて旅に出る。ケン・ローチ映画で知られる撮影監督ロビー・ライアンの温もりある白黒の陰影とマイク・ミルズの優しいドラマが魅力的な本作。

しかしながら、劇中で展開されるドラマが、ジョニーが内なるモヤモヤを隠しながらジェシーと触れ合う一辺倒で2時間近く魅せられるには退屈してしまう。ジョニーは、ジャーナリストであるが人と接するのがあまり得意ではなさそうだ。故に取材対象者との間合いがとても近く、至近距離にマイクを持っていくので、子どもが少しのけぞったりしている。コミュ障の間合いの取り方の困難さを、マイクとの距離で表現するのは興味深く、何度もマイクが登場するので割と意識した演出であろう。しかしながら、別の取材者も同様にマイクを至近距離に近づけてしまっているので、あまり意味をなしていないように見える。高圧的なマイク捌きを執拗に映すが、そこに意味がなく、無闇に尺を伸ばしているだけに見えてしまった。

ドラマに目を向けると、子どもとの接し方がよくわからないジョニーの右往左往が描かれる。例えば、スーパーで買い物をしていると、ジェシーがふざけていなくなり不安になる場面があったりする。朝っぱらから大音量で音楽を流したりする。彼の無邪気さに振り回されながらも親密な関係になっていく。映画はそれだけしか描いていない。なので展開が読めてしまうし、一歩踏み込んだ展開を見たくなるのだ。一応、大きな危機は終盤に訪れるのだが、リアリズムを意識してかすぐさま解決してしまう。結局、いい感じの映画で終わってしまい物足りなさしかありませんでした。

A24作品は日本公開遅い傾向にあるのだが、果たして公開できるのだろうか?

日本公開するならTOHOシネマズシャンテまたはヒューマントラストシネマ有楽町あたりだろう。
noborush

noborushの感想・評価

2.5
C'mon C'mon 2021年作品
5/10
マイク・ミルズ(「人生はビギナーズ」「20センチュリー・ウーマン」)監督脚本
ホアキン・フェニックス ギャビー・ホフマン ウッディー・ノーマン
旦那が精神をやられて入院してしまい、子供(ノーマン)の
世話が出来ず、やむなく最近疎遠だった独身の兄弟(フェニックス)に頼ることに。
仕事があるためニューヨークに甥を連れて行くことになり、段々叔父と甥は
仲良くなっていく。
A24が製作したから評価が上がるのだろうか、自分としては子供と中年の心
の交流に新鮮さはない。モノクロ撮影の意味もよく分からない。
「ジョーカー」(これも自分には不愉快なだけだった)で殺伐としたフェニックスが
心のリハビリをするために作られた映画。観客はフェニックスのリバビリを
みさせられたということ。
ラジオ局に勤めるジャーナリスト(ホアキン・フェニックス)が、妹に頼まれて子どもを預かりながら、取材の旅をする話。

極論を言ってしまえば、映像はオマケ。
音声だけで十分で、言葉の洪水に疲れた。
妹の愚痴にはイラっ。

A24製作のパターンが何となくみえてきた。
真理に迫ろうとする姿勢はいいが、掘り下げが微妙に浅く、新たな視点も特にない。
独自性がありそうな雰囲気は醸し出すが、結局ハリウッドの既存枠に型どおり収束していくのが何か、もやもやする。

人に向けるガンマイクが威圧的に近い。
あんなに近づけなくても声は録れる。
ほんのわずかな距離感の違いだが、人の心に寄り添うインタビュワーなら、そういった配慮にも気づくはず。

ファ〇クを連発する映画に名作はない。
未来を担う小さな子どもに、何かを感じてもらいたい作品を作っているのに、レーティング規制の入るチグハグ感がなんとも…。
み

みの感想・評価

4.5
めっちゃ好きだった
大人と子ども両方のフラストレーションが伝わってきてどっちも共感できて辛かった
白黒だからこそ脚本に焦点が当たっていた気がする
ホアキンフェニックスも子役のウッディノーマンも演技が超リアルでした
ひらの

ひらのの感想・評価

4.6
よかった。a24はもうちょっと商業的になったらって言いたくなっちゃうくらい、とてもパーソナルな世界観を描くから好き。どのインタビューもどの会話も、なんかすごい「生」を感じました。登場人物ひとりひとりを等身大で描いてる。最後の方、庭でふたりが話すシーン。
Surki

Surkiの感想・評価

-
自分より賢い子供がほしい。そして揶揄われたい。永遠に”何でなの”って訊かれたい。そんな子供の純粋な目を取り戻したい。その逆も然り。父親に甘えたい。
Shaw

Shawの感想・評価

4.6
明らかなる「いい映画を見た」感。圧倒的多幸感。

全てがナチュラルに、自分の心に浸透していく快感。傑作。
Eiti

Eitiの感想・評価

3.9
淡々とゆっくり進む物語がじんわり沁み入った。叔父と甥の二人の演技力があってこその映画。白黒の意味がいまいちわからなかったけれど、二人の物語によりフォーカスさせるためなのかな?最後のさよならのシーンがこれからも続く二人の絆の強さが現れているようで良かった。
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