a24だなぁって感じ。
なにか大きな軸で語るというより、色んな角度で物事を考えたり感じたりする余白を用意してる感じ。
子供ってこんなにしっかりしてたっけ!?って思うことが多々あり。でも割とこれがリアルなんだろうなって思ったり。
あと子供の可愛げと面倒くささがめちゃくちゃいい塩梅で描かれてる。
どんなに素敵な思い出でも、どうしても色褪せてしまうよね。自分にも消えてしまった素敵な記憶沢山あるんだろうなぁ。
いわゆる「菊次郎の夏」的なひとつの思い出が軸になってる映画だけど、その刹那的な輝きとラジオでの録音というモチーフの相性がとても良かった。
どちらにしても忘れてしまうんだろうし、「叔父さんは親友みたい」っていう感覚もどんどん薄れて、大人になったら敬語とか使うようになったりして、、、って考えるとやっぱり寂しいなぁ。
「思い出させてあげる」ってそれこそ簡単な話じゃないと思うんだよ。
もう少し年齢重ねて、色んなことで素直になれなくなったらまた見たいなと思った作品でした。