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ミッドナイトスワンのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)
3.9

母性🎬

ストーリーはトランスジェンダーである主人公が、親戚の少女を預かったことをきっかけに母性に目覚めていく姿を描いた作品でした。作品はマイノリティとして生きる葛藤を軸に、少女との強く硬い絆・母親の在り方を描いていました。近年LGBTQ+という言葉が浸透した事により、多様性やマイノリティへの理解や認知が向上しました。世間の片隅に追いやられ、孤独の中生きる事はとても辛いですが、草彅剛演じる一果は力強さと美しさを兼ね備えている一方で何処か悲しさと儚さを感じました。多くの人は生き辛さを抱え生きています。例え自分を変える事ができても、周りの価値観は簡単に変わりません。"自分らしく生きるとは何か"について、考えさせられた作品でした。
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